レゴ宇宙・クラシックスペースマン
自然体感展望台 六甲枝垂れ
– Exploring the Ice planet –
【撮影場所】
神戸市 六甲山ガーデンテラス 自然体感展望台 「六甲枝垂れ」
2010年7月にオープンした「自然体感展望台」と銘打たれた展望台。
ここからは、神戸市街のほか、明石海峡、大阪湾、大阪平野、関西空港までが一望できます。
六甲枝垂れのコンセプト
「六甲山上に立つ一本の大きな樹」がコンセプトの展望台は、枝垂れがイメージされ、ヒノキの枠により構成される葉脈状の網目のドームが覆い尽くす独自の形状で、ほとんど電力を使わず、太陽光、風力などの自然エネルギーを活用されています。
さらに、夏の天然氷と風を利用した「冷風体験」や冬の「樹氷観測」など、六甲山の四季折々の自然を体感できる様々な試みがなされています。
夜には建物全体を覆う枝葉をイメージした檜のフレームに、1000万色以上の色彩表現が可能なLEDを照射する光の演出が行われ、1000万ドルの夜景とももに、幻想的な光景が楽しめます。
設計者・三分一氏の意図は?
設計は、日本建築大賞など数々の受賞歴をもち、国内外で注目されている建築家三分一博志氏。
「我々が美しいと感じる景色は、紅葉や雪景色、雲海、樹氷など、自然のエネルギーが導く変化の景色、自然のエネルギーが導く変化の景色である。」
という三分一氏は、その土地の自然条件を、建築材料のディテールやサイズに落とし込み、この六甲山の地域、気候ならではの姿形として創り出しました。
その場所の持つ個性的な自然のエネルギーによって変化するこの展望台からは、その時々に応じた六甲山の美しい景色が見渡せます。
変化する風景と空間の中で
そんな気候や時間に応じて空間が変化する展望台を、氷の惑星に見立てて撮影しました。
探索するのはお馴染み80年代のクラシックスペースマンです。
外観ではLEDライトによって幻想的に照らされた姿を、内観では雪の結晶のようなドーム空間を撮影しています。
夕暮から僅か数時間で変化する風景に合わせて、外観・内観ともに美しく変化する素敵な場所でした。