屏風ヶ浦の夕焼け
– Sunset Departure –
【撮影場所】
屏風ヶ浦
有史以来、繰り返し打ち寄せる波によって削られた高さ60mに及ぶ岸壁が10kmにもわたって続く屏風ヶ浦。
岸壁の石は、太古の昔には海底であった層の上に火山灰が堆積したものだそうです。
悠久の時間をかけて自然の作り出した壮大な風景が、もっとも美しく、もっとも切なく見える夕焼けの時間に訪れました。
崖の先に沈む太陽によって、刻一刻と変化する空の色。
岸壁を作り出した豪快な波の音と、小さく美しい虫の鳴き声の中で、古いレゴのお城シリーズのミニフィグを並べて撮影しました。
お城シリーズのミニフィグをお城なしで並べると、どこか儚い感じがするのは自分だけでしょうか。
壮大な自然風景中で、騎士団の孤独さを強調させるために、魚眼レンズを使いました。
先頭を進む騎士団長が手に持つのは、剣ではなく紋章の描かれた旗。
王都が陥落し、残された騎士たちが再起の想いを胸に秘めて旅立つような、そんなシーンをイメージしています。
この写真に使った魚眼レンズはこちらの記事でレビューしています。
ブラックナイトの他の写真はこちらから。