– Plaza de Armas –
【撮影場所】
ペルー クスコのアルマス広場
南米・古代インカ帝国の首都クスコの中心部には「カイパタ」と「クシパタ」という2つの広場がありました。
当時の皇帝は即位すると新しく宮殿を建造したため、広場周辺には歴代インカ皇帝の宮殿が建ち並び、数千人を収容する大広間や壁一面が黄金で飾られた居室などがあったと言われています。
1532年スペイン人のフランシスコ・ピサロは黄金を夢みて帝国北部に到着。
翌年、クスコに入城し、広場を囲う壮麗な宮殿群にあった金銀財宝を奪い、多くの建物を破壊しました。その後、布教という名目で宮殿や神殿の跡地にキリスト教の聖堂や修道院を建てていきました。
2つの広場は1つにされ、「アルマス広場」と名付けられたのです。アルマスは「武器」を意味するスペイン語です。スペイン人の兵士や持っていた武器からそう名づけられました。
現在の広場は「武器」という言葉が似つかわしくない明るく開放的な市民の憩いの場となっていました。
レゴのお城シリーズ等の世界観に憧れて、中世・近世ヨーロッパを考えてしまうことが多いですが、別の視点から歴史を振り返ることも大切かもしれません。
今回登場したレゴの騎士団の歴史をまとめています。
気になったらぜひ読んでみてくださいね。