【最終更新日:2019年8月26日】
普通のレゴのミニフィグとは少し違った可愛らしい女の子たち、アンドレア、エマ、ミア、オリビア、ステファニーといったキャラクターがハートレイクシティを舞台に活躍するシリーズ、「レゴ・フレンズ」。
日本では2012年から発売されている女の子向けの人気シリーズです。
実はこのフレンズ以前にも、レゴの製品ラインナップには女の子向けのシリーズがありました。
「ホームメーカー」や「パラディサ」、「ベルビル」、「スカラ」等の名前を聞いたことがある人はいないでしょうか?
ところが、これらのシリーズはそれ程成功していたとは言えず、フレンズ以前ではレゴで遊んでいたのは90%以上が男の子だったのです。
レゴ社は5年にも渡る調査を行いこれまでの失敗点を分析し、2012年にレゴフレンズを発売。
フレンズでついに、世界中の女の子たちに受け入れられたと言われています。
今回の記事ではレゴフレンズに至るこれまでの女の子向けのレゴ・シリーズを振り返ってみたいと思います。
フレンズ程の大ヒットとはならなかったシリーズですが、どれも可愛らしいセットばかりですよ♪
レゴ・フレンズの人気セットはこちらで紹介しています♪
【女の子にオススメ】知育玩具レゴ・フレンズのこれまでのセットを紹介!
【レゴの歴史】レゴ・フレンズ以前の女の子向けのシリーズを紹介
目次
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ホームメーカー(1971~1981年)
女の子に向けてアピールした最初のレゴのシリーズが、1971年に登場した「ホームメーカー(Homemaker)」です。
ホームメーカーとは「主婦」の意味で、その名前の通り家の中での家具や生活雑貨をレゴで組み立てるセットが中心でした。
二段ベッドやテーブルのセット。
基本ブロックだけとは思えないくらい素敵な雰囲気が出ています。
ピアノと本棚のセット。
黒いピアノとカラフルな本棚のバランスがオシャレ!
キッチンやリビングルーム、バスルームやっベッドルームなどのセットを組み合わせることで、家全体を作ることができました。
たくさんの家具と一緒にミニフィグで遊んだら楽しそうですが、実はミニフィグが登場したのは1979年。
ホームメーカーが発売された頃は、まだミニフィグがなかったのです。
そこでホームメーカーでは、今のミニフィグとは違う少し大きめの人形が登場しました。
標準のブロックを組み立てて作る人形で、2×2のピースに取りつく特別なヘッドが特徴です。
こうして見えると、組み方次第で様々なポーズをつけることができ、ミニフィグとは違った可愛らしさがありますね。
1979年にはミニフィグが登場し、この人形と共演したセットも登場しました。
レゴのミニフィグの歴史をこちらで紹介しています♪
【ミニフィグ・祝40周年】レゴブロックの人形(ミニフィギュア)の歴史を紹介するよ♪
パラディサ(1992~1997年)
1992年からは、街シリーズのサブテーマとして、「パラディサ(Paradisa)」が登場。
ピンクやダークピンク、ライムグリーン等の新しい色のブロックを導入し、女の子向けの世界観を導入しました。
パラディサのシリーズでは、主にレジャーや休暇のシーンを対象にしていて、多くのセットはビーチを舞台にしていました。
プールのベースプレートを採用したオープンカフェのセットで、パラダイスでのバケーションが再現されています。
パラディサでは、その名前の通り「パラダイス」の雰囲気を持った可愛らしいセットが特徴です。
ピンクやライムグリーンのブロックで作られた世界観は、どこか今のフレンズにも繋がるところがありますね。
レストランなどの大きなセットだけでなく、公園や小さなショップなどのカワイイ小箱セットも多く登場しました。
ベルビル(1994~2007年)
ベルビル(Belville)は1994年に導入された新しいテーマです。
このシリーズでは、レゴで一般のミニフィグの代わりに、フレンズのフィギュアにも似ている新しい人形が登場しました。
この写真の通り、ベルビルの人形は通常のミニフィグよりサイズが大きく複数のジョイントを持っていることがわかります。
この人形はベルビルフィギュアと呼ばれ、ベルビルシリーズのセットに含まれていました。
ベイビルのセットでは、ピンクや紫のブロックが多くわれ日常生活が描かれただけでなく、様々な動物たちが登場したのも特徴の一つです。
ホーステーブル(7585)
セットに含まれている馬は通常のレゴシリーズとは形が違いますね。
ホースジャンプ(7587)
乗馬関係のセットが多いのも特徴です。
他にもこんなカワイイワンちゃんが登場しました。
2000年以降になると、ベイビルのテーマでは日常生活だけでなく、おとぎ話やファンタジーなどを舞台にしたセットも多く登場しました。
白馬に引かれた馬車は、女の子に人気がありそうですね!
冬の馬小屋(7581)
サフランのアメージングバザール(5857)
サンシャインホーム(7586)
これらのセットを振り返ると、ピンクや紫のブロックを基調として、おとぎ話やファンタジー、日常生活を描いた世界観や、通常のミニフィグより大きい人形などが後のフレンズに受け継がれていることがわかりますね。
1998年に放送されたテレビCMがこちらです。
スカラ(1997~2001年)
スカラ(Scala)は1979年と1980年に一度発売されたのち、1997年に再び登場した女の子向けのテーマです。
1997年に登場した時は、人形のようなスカラフィギュアと、彼女たちの家や洋服と一緒に発売されました。
日本では未発売だったため、馴染みのない方が多いかもしれませんね。
スカラシリーズの特徴は、なんとブロックにレゴ特有のポッチ(スタッド)が付いていないことでした。
こうして写真を見ると、レゴには見えないかもしれません。
その後に、ポッチ(スタッド)は復活しましたが、セットの雰囲気は一般的なレゴとは違って見えます。
個人的にはやっぱりレゴとは少し違った印象を持ちますが、可愛らしい動物や小物がたくさんありました。
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まとめ
今回の記事では、現在レゴのシリーズで女の子に人気のフレンズ・シリーズ以前の女の子向けのテーマを振り返ってみました。
ピンクや紫のブロックを使って、おとぎ話やファンタジー世界、日常生活を組み立て、可愛らしい人形とたくさんの動物たちや小物があるフレンズの特徴は、それまでに発売されたシリーズのいいところを採用していることがわかります。
レゴ社はフレンズの発売前に5年をかけて、それまでのシリーズの市場での評価などを分析したと言われています。
これまでのシリーズの歴史があってこそ、今のフレンズの人気があるんですね♪
これからも可愛らしいセットが発売されることを期待したいと思います!
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。
レゴ・フレンズの人気セットはこちらで紹介しています♪
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