【最終更新日:2022年3月17日】
レゴの人形を単体で購入するためにヤフーオークションやメルカリ、Amazonをチェックしていると、やけに安いレゴ製品を見つけることはないでしょうか?
「ミニフィグ6体で1,100円」とか「8体セットで1480円」など、一体あたり200円以下の価格帯で出品されており、他の出展と比べてとても安いのでついチェックしてしまいますよね。
すると、そこにはこんな記載が。
「レゴ互換」、「レゴ風」
この一見するとレゴにそっくりな「レゴ互換ミニフィギュア」や「レゴ風人形」とは一体何なのでしょうか?
今回の記事ではヤフオクやメルカリでよく見かけるこれらのレゴの偽物ミニフィグについて、その特徴や見分け方を説明したいと思います。
この記事を読んだ方が偽物を間違えて買ってしまったり、レゴランドのミニフィグトレードで偽物と交換してしまうことがないようになれば嬉しいです!
こちらでは、レゴのミニフィグの買い方や収納方法・飾り方などを役立つ情報をまとめています!
【偽ミニフィギュアにご注意】レゴ互換のミニフィグの特徴と見分け方を徹底解説!
目次
レゴ互換やレゴ風ミニフィグとは何か?
レゴ社が販売している正規のミニフィギュアではない偽物で、中国製等のいわゆるコピー製品のこと。
ヤフオクやメルカリ、Amazonなどで出品される時は正規品ではないとわかるように、「レゴ互換」、もしくは「レゴ風」というい表記がされています。
正規のミニフィグはどれだけ安くても一体300円以上はしますが、この偽物は6体で1,100円などで出品されており、複数で取り扱われることが多く格安であることが特徴です。
ただ、種類によっては一体で400円以上するものもあるため、きちんと「互換」や「レゴ風」という言葉に気を付けなければいけません。
ヤフオクで「レゴ ミニフィグ 互換」で検索すると1,000件以上ヒットすることから、それなりに購入する人がいるのかもしれませんね。
どんな種類があるか?
ヤフオクやメルカリをチェックしてみてわかったのですが、この偽物ミニフィグには2つのタイプがあります。
レゴ社のミニフィグの丸パクリ&コピー製品
一つ目がレゴ社が販売しているミニフィグと同じデザインの完全なコピー品です。
種類はマーベルからスターウォーズ等の人気シリーズから、最新のミニフィギュアシリーズや昔のキャッスルシリーズなど多岐に及びます。
コピー品は数ある正規のミニフィグから人気のミニフィグを丸パクリ。
つまり、レゴ社から販売されている人気のミニフィグには見た目はそっくりな偽物が存在する!ということです。
この見分け方については後でしっかり説明します!
レゴ社が販売していないアニメのキャラクター等のミニフィグ
二つ目の種類が、レゴ社が販売していないようなアニメやゲームのキャラクター等のミニフィグです。
ドラゴンボールやワンピース、ポケモン、聖闘士星矢などのアニメのキャラクターのミニフィグや、ゼルダの伝説やスーパーマリオなどのゲームキャラクターまでミニフィグ化されています。
他にも仮面ライダーなどのテレビキャラクターのミニフィグ、さらにはマイケルジョーダンやマイケルジャクソン等の実在のスーパースターのミニフィグまであり、その種類はもう把握しきれないレベルです。
レゴ社が発売している正規のミニフィグのコピーはレゴ社に対して意匠権・著作権の侵害になりますし、キャラクターのミニフィグはアニメやゲーム等の元の作品に対して同様の問題が発生しています。
キャラクターのデザインがコピーされているのが日本のアニメやゲームというのが何とも悔しいところですね。
互換フィグの品質は?
これまでこれらの偽物ミニフィグは一切購入してきませんでしたが、今回この記事を書くに当たって徹底的に比較するため、レゴ社の正規ミニフィグと同様の偽物を購入して比較みました。
比較するのは2010年から発売されていた「キャッスル」シリーズの騎士のミニフィグです。
正規品の方はヤフオクやメルカリでは一体600円~1500円程度で出品されています。
一方で、偽物は8体セットで1,580円で落札して入手しました。
こんな感じで一体ずつ袋に入っていました。
なんか怪しい表情のパーツが見えます。。。
それではこの互換品のミニフィグを使って、正規品と比べてみたいと思います!
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見た目
早速見た目から比べていきます。
顔の表情やパーツのプリントなど、見た目はほぼ同じに見えます。
正直このミニフィグの場合、外観全体をパッと見ただけで判断するのは難しいかもしれません。
別の種類のミニフィグも比べてみました。
パット見た感じだとレゴの正規品をコピーして作られているだけあって、かなり似ていることがわかります。
ただ、なんか表情に可愛げがないというか違和感があるように思います。
また、細かいところを見ると、互換品は塗装が剥げてたり、ムラがある等、正規品にはない特徴があります。
ブロックとのかみ合わせ
見た目はよく似ているレゴの互換品ですが、ブロック玩具としての品質はどうなのでしょうか。
偽物のミニフィグ3体を正規のレゴの馬車に乗せてみました。
写真では上手く乗っているように見えますが、ブロック同士のかみ合わせが正規品とは全然違いました。
ブロック同士がうまくかみ合わず、立たせるのにもすごく力がいります。
子供の力でもスムーズに組み合わせられるから楽しく遊べるのですが、これだけブロックの精度が悪いと楽しく遊ぶのはムズカシイ気がします。
ミニフィグのパーツ同士のかみ合わせも上手くいきません。
このミニフィグでは手の部分のパーツが腕のパーツに上手く入れることができませんでした。。。
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見分け方
この劣化版のレゴの偽物ですが、購入時に「互換品」や「レゴ風」と書かれていれば見分けがつきます。
ただ、このような表記がなく本物と偽って出品されていたり、レゴランドで行われているミニフィグトレードなどで出回っているミニフィグの中にも偽物が混じっていることもあるので、自分で本物と見分られると安心です。
そこで、誰でも簡単に本物か偽物か見分ける方法を紹介したいと思います。
実はミニフィグに「LEGO」の文字が刻印されているかどうかで見分けることができるのです。
足のパーツの見分け方
足のパーツの場合、胴体とつなぐ部分「LEGO」の刻印があります。
もちろん偽物にはその刻印はありません。
胴体パーツの見分け方
胴体のパーツは頭のパーツとつなぐ首の部分に「LEGO」の刻印があれば正規品です。
もちろん偽物の互換製品にはその刻印はありません。
頭のパーツの見分け方
頭のパーツを見分けるのは、足や胴体のパーツに比べて少し難しいです。
なぜかというと、レゴの頭のパーツは時代によって少しブロックの形が異なるからです。
このように頭のパーツは上の部分の形状が時代によって異なっており、現在販売されているものや70~90年代のものには「LEGO」の刻印がありますが、2000年代には刻印がないものも発売されていたのです。
偽物の形状はというとこんな感じで、2000年代のパーツによく似ています。
細かく見ると、2000年代のレゴの正規品とも形が違うのですが、少し難しいかもしれません。
その他のパーツ
盾のパーツを比べてみましたが、正規品には裏側にすごく小さく「LEGO」の刻印がありました。
一方で偽物にはありません。
ちなみに、比較のため重さも計ってみたのですが、違いは1.55%と誤差レベルで重さで判断するのは不可能でした!笑
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検索で除外しよう!
なお、メルカリやヤフオクでは検索する時に特定のキーワードを除外することができます。
検索の絞り込みの設定で、「レゴ風」とか「互換」というキーワードを除外してしまいましょう!
検索した時に、偽物が目に入るのもイヤですからね♪
まとめ
さて、今回の記事では「レゴの互換品」や「レゴ風」という偽物と正規品を比べて、その特徴や見分け方を紹介しました。
互換品の特徴や正規品との見分け方をまとめます。
①見た目は正規品によく似ているが、細かいところに劣化あり。
②ブロック玩具としてのかみ合わせに問題があり、楽しく遊べる品質ではない。
③「LEGO」の刻印があれば正規品と判断できる。
④刻印のないものでも正規品の可能性があるので、全体のパーツやブロックのかみ合わせで判断。
今回の記事が、レゴで遊ぶ読者の方々のお役にたてば嬉しいです!
偽物に悩まされている方が多いようなので、もしよかったらtwitterなどでシェアをお願いします!!
偽物フィグにだまされる人がいなくなりますように!!!
正規のミニフィグを1体から購入する方法をまとめました♪
互換フィグを買わないための方法は、トロリさんもこちらの記事でまとめてくださっています。