【最終更新日:2020年12月14日】
大阪・梅田の阪急三番街に、「HANKYU BRICK MUSEUM(阪急ブリックミュージアム)」という名前の展示エリアがあることをご存じでしょうか?
ブリックという名前が示す通り、展示されているのは「レゴ・ブロック」!
世界で21人(2020年12月現在)しかいない伝説のレゴ認定プロビルダー「三井淳平さん」が制作した圧巻の作品が並んでいるのです。
どのモデルもとても精巧に作られており、思わず見入ってしまうこと、間違いありません!
阪急ブリックミュージアムは阪急梅田駅から徒歩わずか1分で、入場無料。
そして、2020年12月になって展示内容が大幅にリニューアルされました!
今回の記事では、レゴ好きはもちろん、全ての人にオススメしたい最新のレゴの作品を紹介したいと思います!
ブリックミュージアムの過去の展示作品についてはこちらで紹介しています。
【HANKYU BRICK MUSEUM】梅田・阪急三番街のブリックミュージアムの展示を紹介!
目次
阪急ブリックミュージアムへのアクセス
阪急ブリックミュージアムは阪急梅田駅から徒歩で約1分。
阪急梅田駅に直結している阪急三番街の中にあります。
阪急梅田駅に併設した「阪急三番街」は、最近フードコート「UMEDA FOOD HALL」が北館地下2階にオープンし、注目を集めています。
今回ご紹介するブリックミュージアムは、その北館1階の通路に展示されており、抜群の立地なので買い物を楽しんだ後に気軽に訪れることができます。
ブリックミュージアムの様子
完成のお披露目イベントの際には300人以上のお客様が詰めかけ、新聞やテレビ等各種メディアでも紹介されるなど、梅田の新たな名所の1つとなった「ブリックミュージアム」。
その様子を紹介します。
通路の壁際30mほどの展示スペースには、阪急・阪神電車にまつわる場所がレゴ・ブロックで再現されています。
足元が高くなっているので、小さな子どもも抱っこなしで見られるのが嬉しいですね!
それでは、5つの展示内容を紹介していきます。
阪神競馬場
■ブロックの数:40,000ピース
■制作時間:300時間
レース開催日の熱気に満ちた阪神競馬場の様子を再現した作品。
ゴール目前でデッドヒートを繰り広げる競走馬、声援を送るスタンドいっぱいの大観衆をミニフィギュアで再現しています。
合わせてターフビジョンやウイナーズサークルなど細部にもこだわって制作し、見どころ満載の作品となっています。
嵐山
■ブロックの数:50,000ピース
■制作時間:400時間
京都を代表する観光名所として名高い嵐山の街並を再現しています。
嵐山の象徴とも言える渡月橋のほか、天龍寺といった観光スポットも忠実に再現し、観光マップのような作品となっています。
渡月橋の上には、観光客だけでなく、人力車や自動車も数多く往来し、嵐山ならではの賑やかさが表現されています。
京とれいん 雅洛
■ブロックの数:35,000ピース
■制作時間:300時間
2019年3月より阪急京都線で運行している観光特急「京とれいん 雅洛」。
「ご乗車されたときから京都気分」をコンセプトとして、「和モダン・京町家」をイメージし、“京都”を五感で感じ取っていただけるデザインに7000系車両を改造しています。
その「京とれいん 雅洛」を断面的に表現することで、外観だけでなく、坪庭や円窓などこだわりの内装や車両の床下など、非常に細かい部分まで再現した作品となっています。
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未来のOSAKA
■ブロックの数:180,000ピース
■制作時間:750時間
2018年夏に実施した、未来の大阪をテーマに自由にイラストを募集する「HANKYU BRICK MUSEUM 未来のOSAKAアイデアコンテスト」。
500作品を超える応募の中から入賞した全20作品をモチーフに、三井淳平さんが全長7mを超える1つの巨大な街を創り上げました。
皆さんが未来の大阪へ抱く明るい希望とカラフルなレゴ®ブロックが融合したにぎやかで楽しい作品です。
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神奈川沖浪裏
■ブロックの数:50,000ピース
■制作時間:400時間
葛飾北斎が描いた「富岳三十六景」のうち、特に代表な作品の一つとして知られる「神奈川沖浪裏」を再現した作品。
迫力ある波のうねり、波に合わせた舟の動き、背景の富士山を立体的に表現しています。
また、躍動感あふれる波しぶきにもこだわって精彩に再現しており、浮世絵とは一味違った雰囲気を感じて頂ける作品となっています。
ブリックミュージアムの過去の展示作品についてはこちらで紹介しています。
レゴの神「三井淳平さん」
ところで、この圧巻の展示を制作した三井淳平さんとはどのような方なのでしょうか。
世界で21人(2020年12月現在)しかいないという伝説のレゴ認定プロビルダーで、レゴファンからは「神」と称されています。
21人というのが、いかにすごいのか。
・ノーベル賞の授賞者が、2015年までで874人。
・2019年4月までに宇宙に行った人の数が、562人。
・アメリカの大統領が、トランプ氏で44人目。
・F1のワールドチャンピオンが、2020年までで33人。
まだまだ世界で21人には届きません。。。
色々と調べた結果、アーサー王伝説において、アーサー王に仕えたとされる円卓の騎士が12人だそうです!
ということは、21人はF1ワールドチャンピオンより希少で、円卓の騎士よりは多いくらいの人数(笑)
この比較が正しいかはわかりませんが、つまり伝説級ということです。
それでは、最後に三井さんのプロフィールを紹介します。
小さい頃からレゴで遊んでおり、誕生日プレゼントはいつもレゴ・ブロックだったという三井さん。
中学3年生頃から本格的にオリジナル作品に挑戦を始め、灘高校に進学後もレゴに熱中し、3年の文化祭では等身大ドラえもんを披露。
また受験勉強の最中『TVチャンピオン』の「レゴ・ブロック王選手権」に出場、デンマークで行われる決勝に進出し準優勝を果たします。
その後、東京大学理科一類に現役合格し「東大レゴ部」を創部。
大学時代にも精力的に大型作品を発表し続け、「レゴブロックを素材とした作品制作や関連する課外活動を通した社会貢献」が評価され、大学院修士1年の時には東京大学総長賞を受賞されました。
中学3年の時から制作を開始し、約20万パーツと6年4ヶ月の年月をかけた1/40スケールの戦艦大和が2009年に竣工。
レゴ愛好家が作品を紹介する世界有数のホームページ「OCpages.com」で2010年のMOC Of The Yearに選出されました。
2011年、「世界最高レベルのレゴ・ブロック作品制作能力を持つ一般人」とレゴ社が認める「レゴ・認定プロビルダー」に日本人初、最年少で選出されました。
一般企業に就職し個人活動としてレゴ・ブロックと関わってきましたが、レゴ・ブロック制作をフルタイムで行いたいという思いが強くなり2015年に独立し、「三井ブリックスタジオ」を設立。
現在、作品制作の他に、子供相手のワークショップなど精力的に活動されています。
まとめ
最後に阪急のブリックミュージアムについて、このようにまとめたいと思います。
必見です。
ぜひ一度、その目でご覧ください!
また、隣接するレゴストア・梅田店にもぜひ足を運んでみてくださいね。
お店の様子をこちらの記事でまとめています♪
ブリックミュージアムの過去の展示作品についてはこちらで紹介しています。
2020年12月以前の展示内容を次のページで紹介しています!
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