【最終更新日:2020年1月22日】
こんにちは、レゴエニ(@legoanywhere)です。
レゴの世界に初めてミニフィグが登場した1978年、色んなミニフィグたちに交じって騎士や兵士たちのミニフィグも一緒に登場しました。
その後に「お城シリーズ」として世界観を確立するシリーズのミニフィグたちです。
今回の記事では、レゴのお城シリーズに登場したミニフィグのうち1970年代から1990年代の騎士や兵士たちのミニフィグを中心に振り返りたいと思います!
子供の頃に遊んだ懐かしいミニフィグもきっと登場しますよ♪
懐かしの「お城シリーズ」に関する記事をこちらにまとめました!
【お城シリーズのミニフィグたち】中世の騎士や兵士のミニフィギュアを紹介(前編)
目次
クラシック・ナイト
それでは、初期のレゴの騎士たちを紹介しましょう♪
これは1979年に発売された「ナイト・トーナメント」に含まれていたミニフィグの騎士たちです。
見ての通り、今では当たり前の馬の形をした専用ブロックではなく、通常のブロックで馬が組み立てられています。
こうやって上手に組むと、きちんと馬に見えるのはすごいですね!
騎士は脚を前に曲げて馬に座っています。
騎士の兜は宇宙シリーズのミニフィグで使われていたヘルメットと同じパーツです。バイザーの部分に異なるパーツを使うことで騎士の兜に見せています。
きちんと兜の上が羽っぽ形になっていることがわかります。
胸と盾はプリントパーツです。
黒と赤のパーツのバランスがカッコいいですね!
歩兵はこんな感じです。
騎士と同じような色の鎧?を着ているみたいですが、胸の紋章の形が少し違います。
この時代のクラシック・ナイトには「適役」や「ライバル関係の相手」が存在せず、平和な雰囲気の世界観でした。
古いミニフィグたちですが、たまにヤフオクやメルカリで出品されていますし、「ヴィンテージ・ミニフィギュア・コレクション」のvol4に歩兵フィグが含まれていました。
ゴーストナイト(クルセイダー/十字軍)
続いては、1984年に登場したライオンの盾を持つ騎士団です。
盾の色は青と黄色の二色がありました。
1990年代のカタログでは「ゴーストナイト」として紹介され(海外ではクルセイダー/十字軍と呼ばれているようです)、「王国で一番強い軍団で、強い敵を相手にも一団となって戦い一歩を後ろへ退かない」と書かれていました。
(実は英語のカタログでは違うことが書かれていたりするので、設定はちょっと怪しいです笑)
1984年に登場した時の騎士です。
初期の開閉式バイザーの兜から一新して、開閉はしないもののより中世の兜に近い形のパーツになりました。
身体のパーツにもプレートメイルっぽい模様がプリントされ、騎士感?がアップしています。
続いて歩兵たちです。
全身赤の鎧に胸の部分に大きく描かれたライオンがトレードマークです。
顔の黄色、腕の部分の青と原色が際立ち、シンプルながらレゴらしい兵士たちです。
ゴーストナイトは1984年に登場して以来、レゴのお城シリーズの中心で、1990年には新しいお城が登場しました。
その時に登場した新しい騎士のミニフィグがこちらです。
この騎士のミニフィグは身体が鎧のパーツで上から守られていただけでなく、ヘルメットが開閉式の新しいタイプのものにリニューアルされました。
こんな感じでバイザーを開閉させることができます。
兜の上の羽のパーツも赤や黄色などの色があり付け替えることができました。
ブラック・ファルコン
続いては、ハヤブサの紋章がトレードマークの「ブラック・ファルコン」の騎士団です。
黒と青の鎧に身を包み、ハヤブサの紋章が描かれた盾を持っています。
盾は青と黄色の二種類の枠がありました。
全身を黒いパーツで揃え、黒馬に乗せた「黒騎士」がカッコいいですね!
子供の頃に憧れたのを覚えています。
歩兵のミニフィグは、胸にハヤブサの紋章がしっかりとプリントされています。
赤いゴーストナイトと、青いブラックファルコンの二大派閥が、初期のお城シリーズの中心でした。
あなたはどちらが好きでしたか?
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ブラックナイト
1988年に登場した「ブラックドラゴン城」を居城とする騎士団が「ブラックナイト」です。
1990年代のカタログでは、「王国の平和と安全を守るために戦う、王国一の勇気を持つ騎士団」として紹介されていました。
(実は英語のカタログでは違うことが書かれていたりするので、設定はちょっと怪しいです笑)
1988年に登場した時は、両側のミニフィグのように開閉式ではない兜をかぶった騎士たちでした。
1992年に新しい「ブラックナイト城」が発売された時に、ゴーストナイトと同じような開閉式の兜と、鎧のパーツをつけたミニフィグが登場しました。
ゴーストナイトとの違いは、兜の羽飾りが上だけでなく両サイトにも追加され、ドラゴンの形をモチーフにしたものになりました。
また、縦も楕円形の大きなパーツが新しく登場し、大きなドラゴンが描かれ、ブラックナイトの特徴となっていました。
歩兵はスケイルアーマーと呼ばれる小さなプレートを鱗状に組み合わせた鎧がプリントされていました。
色は、黒と赤が中心のちょっと怖そうな顔の兵士や、赤と青が中心の「にこにこ顔」の兵士がいました。
ブラックナイトは、全体として少しダークな雰囲気がありつつも、正統派騎士団といった印象でした。
森の人(フォレストマン)
ここで、騎士団ではないけれど素敵なお城シリーズの仲間を紹介したいと思います。
1988年に登場しロビンフッドに似たルックスの彼らは「森の人」と呼ばれていました。
1990年代のカタログでは、「森の人の一番得意な武器は弓矢。弓矢があれば剣やヤリも怖くない。遠くからでも狙った獲物は百発百中だ」と紹介されています。
弓矢が得意な森の人は、多くのミニフィグが弓矢を持っていました。
全身緑の服は、森の中の草から作られたのでしょうか?森の中で隠れるのにぴったりな服ですね。
木で作られたように見える盾には鹿の顔が大きく描かれていました。
ちなみに、お城シリーズで大人気のミニフィグ「通称・前髪ちゃん」ですが、実は「森の人」ではなく、エルクウッドという後継の別の種族です。
服装が似ているので間違えそうですね。
森の人は、主要な騎士団とは違った特徴を持つ種族でしたが、中世のヨーロッパの世界観にぴったりな素敵な一団だったと思います。
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ウルフ盗賊団
森の人と同じくちょっと変わった種族として登場したのが「ウルフ盗賊団」です。
オオカミの紋章が特徴で、狙った宝物は絶対手に入れる彼らは王国全土で恐れられていたそうです(1990年代のカタログ参照)。
たくさんのセットが登場した訳ではありませんでしたが、お城シリーズの世界観を広げた魅力的な種族でした。
ドラゴンナイト
1993年に登場した「ドラゴンナイト」はお城シリーズの世界観を大きく広げました。
騎士や兵士たちだけでなく、ドラゴンを魔法で自由に操る「ドラゴンマスター」がいたからです。
ドラゴンマスターのミニフィグは、白いヒゲのパーツやとんがり帽子で魔法使いらしく仕上がっています。
手には星の形をしたステッキと呪文書のようなプリントパーツ。
魔法を使ってドラゴンを自由に操りブラックナイトたちとレゴの世界で戦っていました。
騎士たちの雰囲気も大きく変わりました。
兜は新しく登場したパーツで、開閉式はしないのですが、ファンタジー世界の勇者っぽい?雰囲気のものになりました。
羽飾りはブラックナイトのものと同じで、縦もブラックナイトと色違い。
ただ、身体のプリントは新しいもので、マントや馬の飾りを合わせて随分派手な印象になりました。
歩兵も派手な装飾が多く、戦いはドラゴンマスターに任せていたのかもしれないですね(笑)
ちなみに、魔法が使えてとても強そうなドラゴンマスターですが、当時のカタログに書かれていた設定ではブラックナイト城に住む「ゆうれい」が弱点だったそうです。
ゆうれいを見ると怖くて得意の魔法が使えなくなってしまうんだとか。
とても可愛らしい設定ですね。
ロイヤルナイト
今回の記事で最後に紹介するのは、1995年に登場した「ロイヤルナイト」です。
その名前の通り「ロイヤル=王様」のミニフィグが中心の騎士団でした。
王様のミニフィグは「ロイヤル・キング」と呼ばれ、金メッキの王冠に銀メッキのロングソードを手に持ちます。
イオンの顔が描かれた大きな盾にマントを装備し白馬に乗って、いかにも王様!って感じのミニフィグです。
騎士団たちのミニフィグはこんな感じでした。
大きなライオンの盾が特徴で、兜などのパーツはこれまでのお城シリーズで登場したものを上手く組み合わせています。
歩兵のミニフィグも、胸の部分にシンボルであるライオンの顔がプリントされていました。
ベースの身体の色が白いからか、どことなく神聖な?雰囲気が出ている気がします。
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まとめ
今回の記事では1970年代から1990年代前半のお城シリーズに焦点をあてて、そこで登場した騎士や兵士のミニフィグたちを紹介しました。
年代とともにシリーズの世界観が変わり、それに合わせてミニフィグの雰囲気も変わっていったのが興味深いと思います。
誰もが子供の頃に遊んだミニフィグに愛着があるかと思いますが、改めて振り返って見ると、どの種族が好きですか?
後編の記事では、2000年代のお尻シリーズのミニフィグを紹介したいと思います!
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました♪
懐かしの「お城シリーズ」に関する記事をこちらにまとめました!