さて、いよいよ最終回の今回はこの盾。
レゴランドの盾のデザインで振り返るお城シリーズのロイヤルナイト
目次
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ロイヤルナイト(1995年~1998年)
※ボスとリーダーの違い
さて、そんなロイヤルナイトたちの居城はロイヤル・キング城。
1995年に発売された最大規模のお城のセットです。黒い城壁はブラックナイトのお城から引き継がれたものですが、立体基礎はブラックナイトやドラゴンナイトのこれまでのお城よりも大きく、新しい青い塔状のパーツや正面の石模様のプリントパーツ等によって全体として”ロイヤル感”が出ていますね。
(LEGO社のHPより掲載)
このお城の他にも、王様のイメージにピッタリの白馬に率いられた馬車のセットもありました。
白馬だけでなく、兵士たちや王様の白い足のパーツがオシャレですね。
(LEGO社のHPより掲載)
ロイヤルナイトのほとんどのセットは1995年に発売され、1998年にレゴのお城シリーズの世界から姿を消します。
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レゴ・お城シリーズの名脇役たち(森の人とウルフ盗賊団)
最後に、騎士団以外にもお城シリーズを賑わせた名脇役とも呼べる二つの種族を紹介したいと思います。
ロビンフッドをモチーフにした「森の人」と、盗賊団というちょっと悪役をイメージした「ウルフ盗賊団」です。
ロビンフッドをイメージした「森の人」
森の人の全ての写真はここから見れます♪
ウルフ盗賊団の荷馬車
ウルフ盗賊団の全部の写真はここから見てください♪
森の人は1988年に登場し、ブラックナイトやゴーストナイトと戦い1992年に姿を消しました。
当時のカタログを見ると、森の中からたくさんの森の人が出てきてブラックドラゴン城を襲っているのがわかります。
戦争のシーンなのにどこかカワイイのはなぜでしょうね。
1989年のレゴ社のカタログ
一方で、ウルフ盗賊団は1992年~1994年という短い期間でしたが、ブラックナイトやドラゴンナイトのお城を荒らしていたようで、お城から宝物を盗んで逃げるウルフ盗賊団をブラックナイトが追いかけるカタログ写真がありました。
1992年のレゴ社のカタログ
逃げ去るウルフ盗賊団の馬車や、馬に乗って追いかけてくるブラックナイトより速く走り去る盗賊団の親分が素敵です。
後ろに続く仲間を笑顔で気にするその表情から、彼が真っ先に逃げ出すような臆病者ではなく、彼もまた真のリーダーであることがわかります。
先頭を切って追いかけてくる白い羽根の兜のブラックナイトも、おそらく騎士団長なのでしょう。
このようにお城シリーズのカタログでは子供たちに、「真のリーダーとはどのような者か」という世界中の大人たちが勘違いしている問にわかりやすい回答を示しているのです。
※ボスとリーダーの違い
話を戻しましょう。
森の人とウルフ盗賊団は印象が全く違う種族でしたが、1996年にはダークフォレスト(日本ではエルクウッド)という名前の下、短い期間ですが連合軍のようなイメージの服装で再登場しています。
左側のミニフィグが森の人。中央と右がエルクウッドとして登場したミニフィグです。顔にかぶる頭巾が特徴です。
特に、一番右は「前髪ちゃん」の愛称で人気のミニフィグです。
前髪ちゃんの人気の秘密はこちらでまとめています。
まとめ
このように80年代~90年代のお城シリーズは、レゴランドのナイトキングダムに飾られている盾に関連した5つの種族(ゴーストナイト、ブラックファルコン、ブラックナイト、ドラゴンナイト、ロイヤルナイト)が活躍し、森の人やウルフ盗賊団等の王国とは違った世界に住む名脇役が世界観を広げてシリーズを盛り上げていたのです。
それぞれに個性があり異なる特徴を持ちながらも、お城シリーズ全体として魅力的な世界観を持っていたことが人気シリーズの理由だったのではと思います。
レゴランドのナイトキングダムに飾れれた盾のデザインに注目して、お城シリーズの歴史を振り返るシリーズは今回で一旦おしまいです。
3回にも渡る長い記事を読んで頂き本当にありがとうございました!
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